プログラミングってなに?
プログラミング教育の必修化について
小学校の授業でプログラミング教育が必修化したことで不安に思っている親御さんは多いと思います。
特にプログラミングの知識がない人は「いったい何を学ばせるのか」とか「子供に聞かれたらどう教えればいいのか」という風に考えているかもしれないですね。
文部科学省の資料によると小学校では文字入力等の基本的な操作とプログラミング的思考を育成するとあります。
要はパソコンの基本的な操作方法と、プログラミング的なものの考え方を養っていくということです。
つまり、小学校では本格的なプログラミングは教えず、その前提となる基礎的な部分を教えていくということです。
IT関連の知識がない方でもパソコンの基本的な使い方くらいは分かるんじゃないでしょうか。
そうでなくてもスマホで検索するくらいはできますよね。
小学校で教える内容はその程度のレベルだと私は理解しています。
なので、そんなに身構える必要はないでしょう。
プログラミング的思考ってなに?
小学校でのプログラミング教育におけるパソコン等の基本的な操作については問題ないかと思います。
それでは、もう一方のプログラミング的思考について考えてみましょう。
言葉の通りに受け取るとプログラミングの様な考え方といえるでしょう。
では、プログラミングとは何なのでしょうか。
とってもざっくりいうとプログラミングとはプログラムを作成するということです。
プログラムって段取りのこと
実は、皆さんもきっと小学生の頃に「プログラム」というものに触れているはずなんです。
プログラミング教育が始まるうん十年も前からです。
そう、それは運動会のプログラムや、学芸会のプログラムです。
そのプログラムとプログラミング教育のプログラムは違うだろ!なんて思いましたか?
実はコンピュータにおけるプログラムも広い意味では同じなんです。
運動会とかのプログラムにはいろんな物事の計画や予定表という意味があります。
対して、コンピュータのプログラムはコンピュータにどんな順序でどんな操作をさせるかという計画や予定が書かれたものです。
どちらのプログラムも段取りや計画、手順といった意味があるのです。
そして、プログラミング(=プログラムを作成すること)とは段取りや計画、手順を考えるということなのです。
つまり、プログラミング的思考とは、段取りや手順を考えるためのものの考え方といえるでしょう。
実際にコンピュータのプログラムを作らないにしても論理的な思考を身に着けれれば将来必ず役に立つはずです。
プログラミング教育の目的とは
上にも書きましたがプログラミングとはつまり、プログラムを作成するということなのです。
プログラミングでできることは多岐にわたります。
ブログを作ったりロボットを動かしたりゲームやスマホのアプリを作ったり、果てはAIを作ったりと思いつくことは割と何でもできてしまいます!
今の世の中はコンピュータがないと成り立たないのは言うまでもありませんが、そういった社会にあってプログラミングの知識があればより優位に立てるということは想像に難くないでしょう。
プログラミング教育を行う目的とは、世界で戦えるIT人材を育成し日本をより豊かにしたいという狙いがあるのだと思います。
実際、日本のIT技術は世界に比べてかなり遅れているといいます。
逆に考えれば伸びしろがあるとも言えるのではないでしょうか。
若いうちからプログラミングの知識を身に着けておけば、日本の将来を背負って立つようなIT人材になれるかもしれません。